11歳少女の結婚式、警察の介入で中止に バングラデシュ
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【9月12日 AFP】バングラデシュ西部の村で今週、11歳になったばかりの少女の結婚式が取りやめになった。ようやく思春期に入ったレクハ(Rekha)ちゃんは、両親の決定で嫁に行かされる寸前だったが、うわさを聞いた村の住人が警察に密告したのだ。
警察によると、夫となる予定だったのは17歳の少年。バングラデシュでは男女とも18歳未満での結婚は法律で禁止されている。
しかし、この事件では誰も逮捕されていない。担当した地元警察の警部補は、「レクハちゃんの事件は氷山の一角」と述べ、過去半年に近隣地域だけで50件近くの同様の違法な結婚式が予定され、警察が介入して中止させたと話した。
キリスト教系人道支援団体ワールドビジョン(World Vision)が今週発表した報告書によれば、同国の少女の実に52.5%が、15歳未満で結婚させられている。この割合は、同団体が調査対象としたサハラ以南のアフリカ、南アジア、中米の15か国中で最も高い。
警部補によると、人口の4割が1日1ドル以下で生活するバングラデシュでは、農村部を中心に18歳未満の強制結婚は一般的だという。両親は18歳未満の結婚が違法だということを知っているため、こうした結婚式は密かに行われるのがほとんどだ。
警察はレクハちゃんの両親にカウンセリングを施し、若年結婚は違法であり、適齢を迎えるまで待つよう諭しているという。(c)AFP
警察によると、夫となる予定だったのは17歳の少年。バングラデシュでは男女とも18歳未満での結婚は法律で禁止されている。
しかし、この事件では誰も逮捕されていない。担当した地元警察の警部補は、「レクハちゃんの事件は氷山の一角」と述べ、過去半年に近隣地域だけで50件近くの同様の違法な結婚式が予定され、警察が介入して中止させたと話した。
キリスト教系人道支援団体ワールドビジョン(World Vision)が今週発表した報告書によれば、同国の少女の実に52.5%が、15歳未満で結婚させられている。この割合は、同団体が調査対象としたサハラ以南のアフリカ、南アジア、中米の15か国中で最も高い。
警部補によると、人口の4割が1日1ドル以下で生活するバングラデシュでは、農村部を中心に18歳未満の強制結婚は一般的だという。両親は18歳未満の結婚が違法だということを知っているため、こうした結婚式は密かに行われるのがほとんどだ。
警察はレクハちゃんの両親にカウンセリングを施し、若年結婚は違法であり、適齢を迎えるまで待つよう諭しているという。(c)AFP