スイス軍の象徴スイス・アーミーナイフ、あわや外国製に
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【9月9日 AFP】スイスで軍が使用するアーミーナイフの競争入札が行われ、中国などの海外メーカーを含む7社が参加したが、スイス軍は同国が世界に誇るビクトリノックス(Victorinox)社のスイス製アーミーナイフをこれからも使い続けることになった。スイス国防省の技術部門が8日、明らかにした。
同部門の声明によると、ビクトリノックスのアーミーナイフは、納税を有効に使うという観点から「価格対性能が最も良かった」ために再採用された。
ポケットナイフメーカーとして世界的にもおそらく最も有名なビクトリノックスは、1961年からスイス軍にアーミーナイフを納入し続け、軍内でもそれが当然のように受け止められてきた。だが今年2月、同軍はアーミーナイフ7万5000本の納入権を入札にかけることを発表、海外のメーカーにも門戸が開かれたが、一方で多くの国民が困惑した。
「スイス・アーミーナイフは国のシンボルであり、国外のメーカーが製造すべきではない」と考える国民を代表して、ビクトリノックス本社があるシュヴィーツ(Schwyz)州出身の議員は、国内メーカーの入札を求める請願活動を展開していた。
7万5000本の発注分の総額は138万スイスフラン(約1億3100万円)となる。(c)AFP
同部門の声明によると、ビクトリノックスのアーミーナイフは、納税を有効に使うという観点から「価格対性能が最も良かった」ために再採用された。
ポケットナイフメーカーとして世界的にもおそらく最も有名なビクトリノックスは、1961年からスイス軍にアーミーナイフを納入し続け、軍内でもそれが当然のように受け止められてきた。だが今年2月、同軍はアーミーナイフ7万5000本の納入権を入札にかけることを発表、海外のメーカーにも門戸が開かれたが、一方で多くの国民が困惑した。
「スイス・アーミーナイフは国のシンボルであり、国外のメーカーが製造すべきではない」と考える国民を代表して、ビクトリノックス本社があるシュヴィーツ(Schwyz)州出身の議員は、国内メーカーの入札を求める請願活動を展開していた。
7万5000本の発注分の総額は138万スイスフラン(約1億3100万円)となる。(c)AFP