【8月6日 AFP】(7日 写真追加)ドイツ連邦警察は婦人警官約3000人に対し、胸部の負傷を防ぐための「スペシャル・セイフティー・ブラ」の配布を開始した。警察の広報担当が5日明らかにした。

 このスポーツブラには、針金などの金属類やプラスチック類が一切使用されていない。犯人との格闘の際にこうした部分が破壊されると胸を傷つける恐れがあるほか、防弾チョッキに弾丸が当たった場合、その衝撃でブラの針金や金属製のフックで重傷もしくは死亡する可能性もあるためだという。色は白、素材は伸縮性のあるコットンとポリエステルで、防弾ではないものの防弾チョッキの下に身につけることができるという。

 伸縮ゴムの周りには、大文字で「POLICE」の文字がプリントされている。

 勤務中にこのブラを装着するかは、個人の判断にゆだねられるという。このブラは現在、連邦警察官にのみ配布されているが、警察官組合は、地方の警察もこのブラの恩恵にあずかりたいとしている。(c)AFP