【8月6日 AFP】(7日 写真追加)米大統領選の共和党候補指名が確定したジョン・マケイン(John McCain)上院議員が前週、無断で人気タレント、パリス・ヒルトン(Paris Hilton)さん(27)の映像をテレビ用選挙広告に使用したことを受け、パリスさんは「しわしわの白髪男」に対抗し米大統領選への参戦を表明、当選の暁にはホワイトハウス(White House)をピンクに塗ると宣言した。映像投稿サイトFunnyordie.comに5日、自らが登場する映像を投稿した。

 パリスさんは露出度の高いヒョウ柄の水着姿で登場、プールサイドのデッキチェアに横たわりさわやかに語りかける。「米国のみんな、こんにちは、パリス・ヒルトンです。わたしもセレブよ。大昔に生まれたわけじゃないし、もう1人のヤツみたいに『変化』を約束したりしないけど。あたしはただ、ホットなだけなの」

「でもしわしわの白髪男がわたしの映像を選挙活動に使ったってことは、わたしは大統領候補だってことだと思うの。だから、白髪野郎の支持を受けて、みんなにも知ってほしいんだけど、わたしはこの国をリードする準備が超できてるって感じなの」

 パリスさんはエネルギー戦略の代替案として、マケイン候補と対抗馬の民主党バラク・オバマ(Barack Obama)上院議員のそれぞれの案を組み合わせた「妙案」を提案。「環境面で厳しく監督しながら、限られた範囲で海底油田を掘るわ。そして税金の優遇措置を設けて、デトロイト(自動車産業)にハイブリッド車や電気自動車を作らせるの。これでエネルギー危機も解決よ。公開討論会で会いましょう、ビッチ(あなたたち)」

 最後にパリスさんは副大統領候補についても検討中だとし、歌手・作曲家の「リアーナ(Rihanna)と思ってるの」と発言。さらに「ホワイトハウスで会いましょうね。あ、わたしピンクに塗っちゃうかも。じゃあね」としめくくっている。(c)AFP

Funnyordie.comに投稿されたパリス・ヒルトンの動画