【8月4日 AFP】ニュージーランド北島にあるファカタニ(Whakatane)という名の町が、発音がFワード(下品な言葉)に似ていることから、有害サイトへのアクセス制限を行うフィルタリングソフトによって有害情報に指定されていたことが明らかになった。

 この事実が発覚した発端は、ファカタニを訪れたある旅行者が、同地の地方自治体が運営する無線インターネットサービス「Freenet」に接続しようとしたことだった。

 この旅行者が「ファカタニ」で検索したことろ、Freenetのウェブサイト上には「このサービスは合法的な使用目的のもので、この内容では検索できません」との表示が出て、接続できなかったという。

 地元当局者は「wh」を「f」の音と取られた発音上の問題だと指摘。「このフィルタリングシステムは米国製で、どのような種類のウェブサイトかを判断するのに音声分析をするものだ。このシステム上、ファカタニはFワードと判断されたのだろう」と語った。

 この問題を受けて、地元当局は「ファカタニ」という名前をフィルタリングの対象外とする措置をとったという。(c)AFP