【7月29日 AFP】28日発行の米誌ヴァニティ・フェア(Vanity Fair)に、カーラ・ブルーニ(Carla Bruni)仏大統領夫人のインタビューが掲載されている。これによると、カーラ夫人はニコラ・サルコジ(Nicolas Sarkozy)大統領の子どもを「可能であればぜひ産みたい」と考えているという。

「実現すれば世界一の幸せ者でしょうね。でも実現しなくても構わない。(私には息子が1人いるけれど、)子どもをもう1人授からなかったら、それはすでに十分なものを神様から与えられているということね」

 今はファーストレディとしての役割を楽しんでいると話すカーラ夫人にとってのお手本は、シャルル・ドゴール(Charles de Gaulle)仏元大統領の保守的な夫人ではなく、ジョン・F・ケネディ(John F. Kennedy)米元大統領の夫人だった故ジャクリーン・ケネディ・オナシス(Jacqueline Kennedy Onassis)さんだそうだ。

 大統領と交際していたころは、大統領の離婚後わずか1か月での交際がどんな影響を与えるか、完全には予想できなかったと言う。「私の過ちは、激しい恋に落ちてしまったこと、そしてそのことがどんな大きなことになるか考慮しなかったことよ」

 大統領が当初から結婚を望んでいたことも明かしており、「出会ったとき私は39歳だったし、息子もいた。普通ならゆっくりデートを重ねるのでしょうけど、彼はスローテンポの人間じゃないの。本当に愛している、結婚したいと言われたわ」と話した。

 大統領には2人の前妻がいる。1人目の夫人とは良い関係を築いているが、2人目の夫人セシリア(Cecilia)さんとは今でも気まずく、彼女のことは理解できないと言う。「セシリアさんと会って一緒に昼食でもと思っているけど、彼女もニコラもまだ準備ができていないの。2人は今でも互いの愛情に縛られているし、それは、とても強く愛し合っていたという証だと思うわ」

 スーパーモデルとして活躍していたカーラ夫人は、数多くのヌード写真をモデル時代に撮影していた。その写真を見せて、公の目にさらされるかもしれないと告げると、大統領は「この写真、いいね。焼き増ししてもらえるかい?」と言ったそうだ。(c)AFP