【7月10日 AFP】英軍兵士の約半数が日ごろから退役を考えていることが、9日発表された英国防省の調査で明らかになった。

 8857人を対象に2007年7-10月に行った調査の結果、海軍と陸軍の47%、空軍の44%、海兵隊の37%が「これを最後に退役しようと定期的に考える」と回答したという。

 また、調査対象の全兵士の45%が、家族や友人とともに時間を過ごせないことに不満を示した。

 所属部隊の士気が「低い」または「非常に低い」と答えたのは、空軍が最も多く72%に上り、海軍が64%、陸軍が59%、海兵隊が38%だった。

 英国はアフガニスタンに7800人、イラクに4000人の部隊を派遣しており、長引く駐留に国内で批判が高まっているが、今回の調査結果でさらにこの傾向が強まるとみられる。(c)AFP