学校に侵入したクマを殺した職員を逮捕、メキシコ
このニュースをシェア
【6月17日 AFP】メキシコ第2の都市モンテレイ(Monterrey)で、学校の中庭に侵入した体長1.8メートルのクマを殺した学校関係者の1人が逮捕された。地元当局が13日、明らかにした。
学校関係者らは、クマが敷地内に侵入してきた際、子どもたちを守ろうとして5人がかりでクマに向かっていったという。
地元環境保護当局の調整官はAFPに対し、「(関係者らは)クマの扱い方を誤り、消耗させてしまった。問題のクマは脱水症状を起こしていた」とした上で、「彼らの捕獲の仕方はクマにとって拷問と同じで、それが原因でクマを死なせた」と語った。
同調整官によると、死んだクマは1歳半で、子どもたちに危害を与えることはなかったという。
モンテレイ郊外のシエラマドレ山脈(Sierra Madre)の動物たちは、干ばつや食料不足によって山を降りざるを得ない状況となっており、モンテレイ周辺でもこの数週間で数頭のクマが目撃されている。
環境保護当局は住民に対し、クマは絶滅危ぐ種であり、街中で遭遇した場合は近づかずに警察か消防署に連絡するよう呼びかけている。(c)AFP
学校関係者らは、クマが敷地内に侵入してきた際、子どもたちを守ろうとして5人がかりでクマに向かっていったという。
地元環境保護当局の調整官はAFPに対し、「(関係者らは)クマの扱い方を誤り、消耗させてしまった。問題のクマは脱水症状を起こしていた」とした上で、「彼らの捕獲の仕方はクマにとって拷問と同じで、それが原因でクマを死なせた」と語った。
同調整官によると、死んだクマは1歳半で、子どもたちに危害を与えることはなかったという。
モンテレイ郊外のシエラマドレ山脈(Sierra Madre)の動物たちは、干ばつや食料不足によって山を降りざるを得ない状況となっており、モンテレイ周辺でもこの数週間で数頭のクマが目撃されている。
環境保護当局は住民に対し、クマは絶滅危ぐ種であり、街中で遭遇した場合は近づかずに警察か消防署に連絡するよう呼びかけている。(c)AFP