【5月26日 AFP】オーストラリアのキャンベラ(Canberra)で20日、大量繁殖した野生のカンガルーの大量駆除が行われた。ヒガシオオカンガルー(Eastern Gray Kangaroo)が増えすぎたため、絶滅危惧種の動植物が危険にさらされているとの理由で、約400頭に麻酔を打ち込み、毒物を投与して安楽死させた。

 駆除以外に選択肢がないとする当局に対し、動物保護団体らは、豪政府が日本の調査捕鯨に対して国際的な反対運動を先導してきた点を指摘、カンガルーを移住させるべきだと非難していた。(c)AFP