【5月23日 AFP】米国訪問中のデービッド・ミリバンド(David Miliband)英外相は22日、コンドリーザ・ライス(Condoleezza Rice)国務長官との会談の中で、前任者ジャック・ストロー(Jack Straw)前外相が2006年にイラクを訪問した際のあるエピソードが「騎士道精神にかなっていない」と揶揄(やゆ)した。

 談話の中でミリバンド外相はライス国務長官に対し、「あのときジャックはまるで騎士道精神にかなわないことをしたそうですね。ひょっとして、あなたのベッドを使わせてほしいと言いませんでしたか?」と問いかけた。

 ストロー氏は2006年、バグダッド(Baghdad)に向かう機上で同行したライス国務長官からベッドを譲られた際、遠慮せずにそのベッドで眠り、ライス国務長官は通路に寝たとされる。

 これに対しライス国務長官は笑って、その時、自分は確かに通路に寝たが、それは当時ストロー外相が風邪かなにかで体調を崩していたためで、別に気にしていないと答えた。

 これを受けミリバンド外相は今年2月のアフガニスタン訪問に言及し、「なんということだ!カブール(Kabul)にご一緒したとき、わたしは勇敢にも到着までずっと狭い座席で眠ったというのに!」と嘆いてみせた。(c)AFP