【5月12日 AFP】フランスのバーやカフェでは今年の夏以降、店を出る客にアルコール検知器を使った飲酒検査が義務付けられるかもしれない。

 ジャンルイ・ボルロー(Jean-Louis Borloo)環境・持続的開発・エネルギー・運輸相は11日、仏国営テレビ局フランス2(France 2)で、午前2時まで営業するアルコール提供施設での検査の義務化を、12日の閣議でロズリーヌ・バシュロ(Roselyne Bachelot)保健相と共同提案する意向を明らかにした。

 客が自身の飲酒レベルを確認できるようにするのが目的で、仏西部の350のバーやカフェですでに実験導入されているという。全国での適用を「今年の夏までに行いたい」としている。

 フランスでは飲酒運転が増加傾向にあり、前週末だけで飲酒運転が絡んだ7件の交通事故が発生し17人が死亡した。今回の法案提出は、こうした事態を受けてのものとみられる。(c)AFP