タイム誌が選ぶ「世界で最も影響力のある100人」、2008年度1位はダライ・ラマ14世
このニュースをシェア
【5月2日 AFP】米タイム(Time)誌が選ぶ毎年恒例の「世界で最も影響力のある100人」が1日に発表された。
2008年の100人のトップに立ったのはチベット(Tibet)仏教最高指導者ダライ・ラマ(Dalai Lama)14世。2位以降は、ウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)露大統領、次期米大統領を狙う民主党のバラク・オバマ(Barack Obama)上院議員とヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)上院議員、同じく共和党のジョン・マケイン(John McCain)上院議員が続いている。
昨年、100位外となったジョージ・W・ブッシュ(George W. Bush)米大統領は2年振りにランクイン。中国の胡錦濤(Hu Jintao)国家主席に次いで、7位に入った。しかし、次期大統領を狙う3人に順位では負けている。
一方、国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)の指導者ウサマ・ビンラディン(Osama Bin Laden)容疑者とイランのマフムード・アフマディネジャド(Mahmoud Ahmadinejad)大統領は、今年はランク外となった。
「ヒーロー&パイオニア」部門では、映画俳優のブラッド・ピット(Brad Pitt)さんとアンジェリーナ・ジョリー(Angelina Jolie)さんのカップル、ランクイン5回目となるテレビ司会者のオプラ・ウィンフリー(Oprah Winfrey)さん、義足スプリンターのオスカー・ピストリウス(Oscar Pistorius)選手、女優のミア・ファロー(Mia Farrow)さん、元男子プロテニス選手のアンドレ・アガシ(Andre Agassi)さんらが名を連ねた。
「アーティスト&エンターテイナー」部門には、米国のテレビドラマ『シークレット・アイドル ハンナ・モンタナ(Hannah Montana)』への主演で脚光を浴びているマイリー・サイラス(Miley Cyrus)さんも15歳にしてランクインし、最年少記録を作った。同部門にはそのほか、俳優のロバート・ダウニー・Jr(Robert Downey Jnr.)さん、ミュージシャンのハービー・ハンコック(Herbie Hancock)さん、映画監督のイーサン・コーエン(Ethan Coen)氏とジョエル・コーエン(Joel Coen)氏、歌手のマライア・キャリー(Mariah Carey)さん、小説『君のためなら千回でも(The Kite Runner)』の著者カーレド・ホッセイニ(Khaled Hosseini)氏らが入った。
タイム誌電子版のユーザーがネット投票する部門では、「現代コンピューターゲームの父」と称される任天堂(Nintendo)のゲームクリエーター、宮本茂(Shigeru Miyamoto)氏がトップに立った。2位には2007年の同部門1位だった韓国の歌手ピ(Rain)さんが入っている。(c)AFP