【4月17日 AFP】チベット自治区で発生した暴動の影響が収まりつつある一方で、中国政府は5月1日から予定していた旅行者の同地区への入域許可の再開を中止した。チベット自治区旅行局職員が17日、述べた。

 電話取材に応じた同局職員によると、再開中止の理由は状況が十分収束していないためだと述べた。電話口に出た職員はラサ(Lhasa)にある観光局本部の責任者だとのみ立場を明かし、再開の新たな日程のめどはたっていないと述べた。

 前週、米人権団体「チベットのための国際キャンペーン(International Campaign for Tibet)」が最初に再開延期を伝えた際には、その理由をチベットの混乱が続いているためとし、8月8日から24日に開催される北京五輪が終わるまで再開の可能性はないだろうとしていた。(c)AFP/Dan Martin