【4月11日 AFP】米国内で発生した変死事件のうち、約半数が銃が原因だったことが10日、米疾患対策予防センター(US Centers for Disease Control and PreventionCDC)の発表でわかった。

 全米16州、約1万6000人を対象に行われた包括的な調査をまとめた報告によると、変死者の内訳は半数以上が自殺、30%が殺人によるもので、ほかに中毒、銃の暴事故など特定が難しい理由があげられた。殺人事件の約3分の2で銃が使用されており、刃物や鈍器の使用は全体の18%だった。

 男性の変死率は10万人中31.9人で、女性の3倍以上だった。一方、絞殺や窒息による変死者数は、女性が男性の7倍以上だった。
 
 米国では毎年推定5万人、1日あたり約137人が変死しているといわれる。(c)AFP