騒音公害が深刻なインドで「ノー・クラクション・デー」、初日は効果なし
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【4月8日 AFP】インドの大都市ムンバイ(Mumbai)では、7日から騒音公害をなくすための「ノー・クラクション・デー(クラクションを鳴らさない日)」が始まったが、渋滞の道路では初日からクラクションの音が鳴り響いた。「クラクションを鳴らさないと前には進めないから」とドライバーたちは口をそろえる。
人口1800万人のムンバイでは自動車台数が150万台にものぼり、騒音公害が深刻な問題になっている。クラクションを鳴らしてはいけないとされる病院や学校付近であっても、イライラしたドライバーはクラクションを鳴らす。
そこで警察は、自動車業界や学校などに今回のキャンペーンを大々的に告知して、街を静かにする試みを開始した。だが、初日は成功とは程遠い結果となった。
ある男性は、「ドライバーにはクラクションを鳴らすなと言ったんだが。でも混雑した道路では、静かにしていると前には進めないんだ」ともらした。
だが警察は、キャンペーンは続ける考えだ。副総監は「クラクションは重大な迷惑行為で、健康被害ももたらすから、ノー・クラクションの取り組みは不可欠」と語る。
医者は、交通騒音がストレスレベルを上げて健康に悪影響を与えると指摘する。世界保健機関(World Health Organisation、WHO)も前年、交通騒音に長期間さらされると心臓病のリスクが増えるとの報告をしている。(c)AFP
人口1800万人のムンバイでは自動車台数が150万台にものぼり、騒音公害が深刻な問題になっている。クラクションを鳴らしてはいけないとされる病院や学校付近であっても、イライラしたドライバーはクラクションを鳴らす。
そこで警察は、自動車業界や学校などに今回のキャンペーンを大々的に告知して、街を静かにする試みを開始した。だが、初日は成功とは程遠い結果となった。
ある男性は、「ドライバーにはクラクションを鳴らすなと言ったんだが。でも混雑した道路では、静かにしていると前には進めないんだ」ともらした。
だが警察は、キャンペーンは続ける考えだ。副総監は「クラクションは重大な迷惑行為で、健康被害ももたらすから、ノー・クラクションの取り組みは不可欠」と語る。
医者は、交通騒音がストレスレベルを上げて健康に悪影響を与えると指摘する。世界保健機関(World Health Organisation、WHO)も前年、交通騒音に長期間さらされると心臓病のリスクが増えるとの報告をしている。(c)AFP