【4月1日 AFP】博覧会国際事務局(International Exhibitions BureauIEB)は3月31日、2015年の万国博覧会をイタリア・ミラノ(Milan)で開催すると発表した。

 イタリア経済の中心地ミラノは、151か国が参加してフランス・パリ(Paris)で開かれた総会で、対立候補のトルコ・イズミル(Izmir)に86対65で競り勝った。ミラノが掲げる博覧会のテーマは「地球を養う、生活のためのエネルギー」。ノーベル平和賞(Nobel Peace Prize)授賞者のアル・ゴア(Al Gore)元米副大統領もミラノでの万博開催を支持していた。

 ミラノを支持した国はその理由として、欧州のハブとしての立地の良さなどを挙げている。

  万博開催地にはサッカーのワールドカップ(World Cup)や五輪などと並んで、ばく大な収入が見込まれる。ミラノ市当局も万国博覧会の6か月の開催期間中に3000万人の来場を期待している。

 2005年に愛知県で開催された万博、愛・地球博の来場者は2000万人を記録。今年6月にはスペイン・サラゴサ(Zaragoza)で「水と持続的発展」とテーマに万博が開幕する。(c)AFP