【3月29日 AFP】バンダイナムコゲームス(Namco Bandai Games)は27日から都内で開催中の東京国際アニメフェア(Tokyo International Anime Fair)2008で、カラオケ機用声優体験コンテンツ「アフレコ!」のプロトタイプを発表した。

「アフレコ!」は、人気アニメーションから2人のキャラクターが登場するシーンを30秒ほど抜粋したプログラム。利用者はプロの声優によるセリフを聞いたのち、個々のセリフを録音する。再生時には、本物のアニメーションで声優を演じている気分を味わえる仕組みだ。

 バンダイナムコでは、おとなしい人が勇敢なヒーローになったり、まじめな会社員が少女になったり、異なる人格を演じることでより大きな開放感を味わえるのではないかとしている。

 普通のカラオケでは誰かが歌っている最中、ほかの人たちは自分が次に歌う曲を探すのに夢中になりがちだが、「アフレコ!」ならばみんなで楽しめるという。また、音痴な人にも「救世主」となると期待を寄せる。

 2008年中旬をめどに商品化の予定で、すでに映画版の開発も検討中だ。

 東京国際アニメフェア2008年は27日から4日間の開催予定で、29・30日が一般公開日。(c)AFP