【3月25日 AFP】野良犬が30万匹いるとされるバンコク(Bangkok)で、郵便配達員が危険な犬から身を守るための講習を受けている。23日には、バンコク郊外の郵便配達員を含め約600人が講習会に参加した。

 国営郵便会社タイランド・ポスト(Thailand Post)に勤める職員の約20%が犬に襲われた経験があるとの調査結果が出たため、危険な犬を識別し、対処する方法を学ぶ講習会が望まれていた。

 この講習会を行うマヒドン大学(Mahidol University)の獣医学部長Parntep Ratanakorn氏は、「なぜ犬が襲うのか、なぜ犬は郵便配達員が嫌いなのか」を教える。「犬に優しく、4本足の犬のハートを射止める方法」と名付けられたこの講習会は、今後タイ全土で実施される予定になっている。

 Parntep氏によると、犬は郵便配達員が近づいてくると、縄張りに侵入されたと思い、気が立ってしまい、その結果「人間の親友」であるはずの犬が攻撃を仕掛けるのだという。(c)AFP