日本人夫婦の4分の1、過去1年に性交渉なし、日大・WHO共同調査
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【3月20日 AFP】日本人夫婦の4分の1が過去1年間、性交渉をしていない。このような実態が、日本大学(Nihon University)人口研究所(Population Research Institute)と世界保健機関(World Health Organization、WHO)の共同調査によって明らかになった。
性交渉の頻度は年齢が高くなるほど少なくなる傾向にあり、50代では37.3%が過去1年間に性交渉がないと回答した。
一方、最も頻度が多かったのは同居年数5年以下の20代で、42.2%が週1回以上の性交渉があると答えた。
同研究所の小川直宏(Naohiro Ogawa)所長は今週の報告書で、「政府は少子化対策の中で、性交渉の頻度を見落としてきた。もっと基本的な面に焦点を当てる必要がある」と指摘している。
比較できる諸外国のデータはないが、コンドーム製造会社デュレックス(Durex)が以前行った調査では、日本は最も性交渉の少ない国の1つとされている。
日本の出生率は世界でも最低水準にあり、移民もほとんど認めていないことなどから、将来人口危機に直面する可能性がある。
政府は、働く母親に対する法的保護の強化や長時間勤務の削減など、より家族に優しい社会をつくるための方策を研究している。
一方、小川所長は、調査では性交渉とストレスに相関関係は認められず、日本の低出生率は社会経済的要因だけで説明できるものではないとしている。(c)AFP
性交渉の頻度は年齢が高くなるほど少なくなる傾向にあり、50代では37.3%が過去1年間に性交渉がないと回答した。
一方、最も頻度が多かったのは同居年数5年以下の20代で、42.2%が週1回以上の性交渉があると答えた。
同研究所の小川直宏(Naohiro Ogawa)所長は今週の報告書で、「政府は少子化対策の中で、性交渉の頻度を見落としてきた。もっと基本的な面に焦点を当てる必要がある」と指摘している。
比較できる諸外国のデータはないが、コンドーム製造会社デュレックス(Durex)が以前行った調査では、日本は最も性交渉の少ない国の1つとされている。
日本の出生率は世界でも最低水準にあり、移民もほとんど認めていないことなどから、将来人口危機に直面する可能性がある。
政府は、働く母親に対する法的保護の強化や長時間勤務の削減など、より家族に優しい社会をつくるための方策を研究している。
一方、小川所長は、調査では性交渉とストレスに相関関係は認められず、日本の低出生率は社会経済的要因だけで説明できるものではないとしている。(c)AFP