【3月18日 AFP】オーストラリアのケビン・ラッド(Kevin Rudd)首相は17日、第2次世界大戦中にドイツの巡洋艦に撃沈されたオーストラリアの軍艦「シドニー(HMAS Sydney)」が16日に同国西岸沖で見つかったと発表した。

 シドニーは1941年11月、パース(Perth)の北約800キロのインド洋上でドイツの仮装巡洋艦コルモラン(Kormoran)と激戦を交わした末、乗組員645人全員とともに沈没した。

 これに先立つ15日には、同国西岸沖でコルモランが発見されていた。ラッド首相によると、シドニーはコルモランの沈没場所から約22キロ離れた地点の海深2470メートル付近で、ほぼ原型を保った状態で発見されたという。

 シドニーの正確な沈没場所は分かっていなかったが、66年たってようやく発見に至った。(c)AFP