【3月14日 AFP】エチオピアで、干草の中に11万4000ブル(約123万円)に上る「へそくり」を隠していた農家の男性(52)が、その3分の1をネズミに食べられてしまうという悲劇が起きた。国営エチオピア通信(Ethiopian News AgencyENA)が13日、伝えた。

 同通信によると、この男性は自宅が火事になった時のことを考え、ため込んでいた現金を家のそばの干草の中に隠しておいたという。

 干草に隠してから3週間後、男性がこの「へそくり」を確認しにいくと、11万4000ブルのへそくりのうち約3万5000ブル(約38万円)がネズミの餌食になってしまっていたという。

 男性は、銀行に預けることを勧める周囲のアドバイスには、まったく聞く耳をもたなかったという。男性が、このネズミ騒動後、銀行を利用するようになったかどうかは不明だという。(c)AFP