【3月4日 AFP】国際人材調査会社ECAインターナショナル(ECA International)が4日に発表した調査結果で、外国で暮らすアジア人が最も住みやすい都市にシンガポールが選ばれた。生活の質の高さや犯罪発生率の低さが主な理由。

 2位以下は、オーストラリアのシドニー(Sydney)、3位はメルボルン(Melbourne)と神戸、5位から10位までは、デンマークのコペンハーゲン(Copenhagen)、オーストラリアのキャンベラ(Canberra)、カナダのバンクーバー(Vancouver)、ニュージーランドのウェリントン(Wellington)と横浜が同順位、最後がアイルランドのダブリン(Dublin)となった。

 ECAによると、シンガポールは在留するアジア人が自国にいるように感じるという理由からも1位に評価された。

 ECAインターナショナル香港(Hong Kong)支社のLee Quaneゼネラルマネージャーによると、生活の質については、どこの国の人がどこの国に行くのかによって異なることから、採点には出身国と行き先国とを考慮したという。

 ECAインターナショナルが毎年行っているこの調査は、気候、大気汚染、医療、住宅、政情、治安などの項目に基づいて行われる。

 アジア限定では、シンガポール、神戸、横浜に続いて4位に香港と東京、6位に台湾の台北(Taipei)、7位にマカオ(Macau)とタイのバンコク(Bangkok)、9位にマレーシアのクアラルンプール(Kuala Lumpur)とジョージタウン(Georgetown)、11位に中国の上海(Shanghai)と韓国のソウル(Seoul)がそれぞれ選ばれた。(c)AFP