【3月4日 AFP】タイでは前年から、ペットの犬を対象にした生命保険制度が始まり、ペットが死亡すると飼い主に保険金が支払われるようになった。獣医のSombat Pipattanamatha医師が3日、明らかにした。

 すでに約2000匹が生命保険に加入済み。Sombat医師によると、国産の犬には1万バーツ(約3万3000円)、輸入犬には50万バーツ(約160万円)まで支払われるという。

 Sombat医師はAFPに、「犬は今や、家族の一員と同じ。適切なケアが必要だ」と語った。

 この保険制度を始めた企業の相談役を務めるSombat医師は、死に至らないまでも、犬が事故に遭った際の保障や、犬の攻撃を受け、けがをした人への保障制度作りにも取り組んでいる。

 ペット保険制度は他国でも採用されているが、特にタイでは、増加する中産階級が犬への投資を増やしていることから、ペットに最高級のサービスを提供するという考えが広まっている。(c)AFP