【2月22日 AFP】北京動物園(Beijing Zoo)は今年8月の北京五輪に向けて、ジャイアントパンダの展示施設を拡充し、五輪期間中は10頭以上のパンダを追加展示する計画を立てている。同動物園の関係者が21日、明らかにした。

 北京青年報(Beijing Youth Daily)は、北京動物園は、四川(Sichuan)省臥龍(Wolong)のパンダ研究センターから10頭以上のパンダを一時的に借り受ける予定だと報じているが、同動物園の広報は、頭数は現在も交渉中だとしている。

 また、同動物園の広報は、補充するパンダに対応するために施設の拡充を行い、同時にジャイアントパンダ・ミュージアムを建設する計画であるとしている。この施設は、絶滅危ぐ種であるパンダの保護活動を記録するためのものだという。

 2006年11月現在、中国では239頭のパンダが飼育されており、そのうち128頭が臥龍の研究センターにいる。一方、野生のパンダは約1590頭だとされている。(c)AFP