【2月17日 AFP】北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル、Kim Jong-Il)総書記が16日、66歳の誕生日を迎えた。集会や祭典、フラワーショーなどが催され、国内は祝賀ムード一色となっている。

 通りは横断幕で飾られ、2日間の祝日の間、市民には菓子や靴が特別に配給された。

 国営朝鮮中央通信社(Korean Central News AgencyKNCA)は、「金正日将軍様、比類なき勇気と根性をそなえた指揮官」との見出しで国内の様子を報じており、シンクロナイズドスイミングの泳者が「われわれの将軍様は最高」や「将軍様への尊敬」などと題された演技を披露し、金総書記を祝福したと伝えている。

 また労働党機関紙「労働新聞(Rodong Sinmun)」は、金総書記は、父である故金日成(キム・イルソン、Kim Il-Sung)主席の生誕100周年を迎える2012年までに、北朝鮮を経済大国に変えようと努力していると述べ、金総書記の下に結束するよう人々に呼び掛けた。

 後継者争いについて韓国の専門家は、2011年に金総書記の二男、金正哲(キム・ジョンチョル、Kim Jong-Chul)氏(26)が、後を継ぐのではないかとみている。(c)AFP