【2月2日 AFP】米ウェストバージニア(West Virginia)州では、学校で生徒に銃の扱い方と狩りの仕方を学ばせるための法案が検討されている。法案の発案者は、狩猟許可証の取得者数の増加による州の歳入増を期待しているという。同州の州議会議員が1月31日、明らかにした。

 発案者のBilly Wayne Bailey州議会議員によると、法案は「安全な狩りの仕方を体育の時間に教える」ことを目的としたもので、13-16歳が通う中等学校が対象だという。また、銃は発砲できないよう無能力化してあるので、危険性はないとしている。

 同議員は、「狩猟は、経済的かつ文化的なものだ。ここ数年は、狩猟許可証の取得者が減少している」と述べ、この法案による狩猟の活性化を見込んでいる。法案は来週にも州議会に提出されるという。

 ウェストバージニア州では10歳以上であれば狩猟許可証の申請が可能。狩猟に関係する州の歳入は、年間15億ドル(約1600億円)に上っているという。(c)AFP