【1月16日 AFP】米バイオテクノロジー企業ヘアDX(HairDX)は15日、男性が遺伝的に薄毛になる可能性を予想する検査キットのインターネット注文を開始したと発表した。

 40歳以前に薄毛になる遺伝的な傾向があるかどうかを知りたい男性は、インターネットで149ドル(約1万6000円)の検査キットを入手して口内からDNAサンプルを採取し、研究室に送ればよいという。

 同社では、95.1-98.1%の確率で男性ホルモン性脱毛症を引き起こすX染色体があるかどうかを検査する。検査結果はセキュリティが保護された接続を介してネットで受け取ることができる。

 マサチューセッツ大学(University of Massachusetts)医療センターの研究者Peter Novak氏は「祖父や父親の頭の状態から判断するのは、不正確で非科学的な方法だ」と指摘する。

 ヘアDXのアンディ・ゴーレン(Andy Goren)CEOは、同社の目標は「消費者の浪費を抑えることで、症状改善を約束する『奇跡の』商品を売り込むことではない」と語る。「薄毛予防として、20代、30代の男性が毎年数百万ドルを製薬や外用剤、高価な治療などにつぎこんでいる。中にはそもそも薄毛になるはずのない人も含まれている」(c)AFP