サルコジ大統領、「真剣」交際認める、結婚の意思も示唆
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【1月8日 AFP】(1月9日 写真追加)フランスのニコラ・サルコジ(Nicolas Sarkozy)大統領は8日、元スーパーモデルの歌手カーラ・ブルーニ(Carla Bruni)さんとの交際について、「真剣」と語り、結婚の意思があることを示唆した。
サルコジ大統領は記者会見の席で、ブルーニさんとの2月結婚がうわさされている件について記者団に質問され、「そういうことになったあかつきには、みなさんの耳にも話が伝わる可能性が大いにある」と答えた。
さらに大統領は交際について「真剣」とも語った。ブルーニさんとの交際は、前年12月にふたりのディズニーランドデートが報じられたことから明らかになった。
「カーラもわたしも、嘘はつかないようにしようと決めている」と大統領は言い、「秘密という悪しき伝統を壊したい」と付け加えた。大統領のこの発言は明らかに、フランソワ・ミッテラン(Francois Mitterrand)元大統領の非嫡出子の存在が長年にわたりひた隠しにされてきた一件を示唆するものだろう。
地元メディアによるとブルーニさんは今月末、サルコジ大統領のインド公式訪問に同行するとのうわさもある。
■教育相も大統領の恋愛を支持
国内では左派勢力の間で、大統領が恋愛にうつつを抜かして政治をおろそかにしているとの非難の声が高まっているが、グザビエ・ダルコス(Xavier Darcos)教育相はニュース専門の民放テレビLCIに出演し、大統領はプライベートを露出しすぎではないかとの批判に反論。「幸福な大統領、つまり恋をしている大統領のほうが、活気とエネルギーにあふれ、効率的に責務を果たすことができると思う」と述べ、サルコジ氏の恋愛を擁護した。
さらにダルコス教育相は「フランス人は現代社会にもっと順応しなければならない。若いカップルのように、オープンに、ありのままの自分をさらけ出すほうが自然だ」とも語った。
■ブルーニさんはセシリア前夫人似?
ブルーニさんについてはかねてから、長い脚、秀でたほお骨、くり色の髪などが、サルコジ大統領の元妻セシリア(Cecilia)さんに驚くほどよく似ていると指摘される。
大統領の伝記を著したカトリーヌ・ネイ(Catherine Nay)氏によれば、「男性は同じタイプの蝶(ちょう)に引かれるもの」のようだ。
ブルーニさんはかつて、一夫一婦制は信じていないと発言している。前年2月のフィガロ・マダム(Le Figaro Madame)誌のインタビューで明かしたもので、「わたしは誠実な人間よ・・・自分自身に対してね! 一夫一婦制なんて退屈。ときには一夫一婦制を取ることもあるけれど、どうせなら一妻多夫制のほうがいいわ」と語っている。
左派系の新聞で「ぎんぎらの大統領」とやゆされるサルコジ大統領を反対派は、金と富にとりつかれた男と呼び、自らの恋愛をメディアにおおっぴらにすることで政治を矮小(わいしょう)化していると非難の声を浴びせている。(c)AFP
サルコジ大統領は記者会見の席で、ブルーニさんとの2月結婚がうわさされている件について記者団に質問され、「そういうことになったあかつきには、みなさんの耳にも話が伝わる可能性が大いにある」と答えた。
さらに大統領は交際について「真剣」とも語った。ブルーニさんとの交際は、前年12月にふたりのディズニーランドデートが報じられたことから明らかになった。
「カーラもわたしも、嘘はつかないようにしようと決めている」と大統領は言い、「秘密という悪しき伝統を壊したい」と付け加えた。大統領のこの発言は明らかに、フランソワ・ミッテラン(Francois Mitterrand)元大統領の非嫡出子の存在が長年にわたりひた隠しにされてきた一件を示唆するものだろう。
地元メディアによるとブルーニさんは今月末、サルコジ大統領のインド公式訪問に同行するとのうわさもある。
■教育相も大統領の恋愛を支持
国内では左派勢力の間で、大統領が恋愛にうつつを抜かして政治をおろそかにしているとの非難の声が高まっているが、グザビエ・ダルコス(Xavier Darcos)教育相はニュース専門の民放テレビLCIに出演し、大統領はプライベートを露出しすぎではないかとの批判に反論。「幸福な大統領、つまり恋をしている大統領のほうが、活気とエネルギーにあふれ、効率的に責務を果たすことができると思う」と述べ、サルコジ氏の恋愛を擁護した。
さらにダルコス教育相は「フランス人は現代社会にもっと順応しなければならない。若いカップルのように、オープンに、ありのままの自分をさらけ出すほうが自然だ」とも語った。
■ブルーニさんはセシリア前夫人似?
ブルーニさんについてはかねてから、長い脚、秀でたほお骨、くり色の髪などが、サルコジ大統領の元妻セシリア(Cecilia)さんに驚くほどよく似ていると指摘される。
大統領の伝記を著したカトリーヌ・ネイ(Catherine Nay)氏によれば、「男性は同じタイプの蝶(ちょう)に引かれるもの」のようだ。
ブルーニさんはかつて、一夫一婦制は信じていないと発言している。前年2月のフィガロ・マダム(Le Figaro Madame)誌のインタビューで明かしたもので、「わたしは誠実な人間よ・・・自分自身に対してね! 一夫一婦制なんて退屈。ときには一夫一婦制を取ることもあるけれど、どうせなら一妻多夫制のほうがいいわ」と語っている。
左派系の新聞で「ぎんぎらの大統領」とやゆされるサルコジ大統領を反対派は、金と富にとりつかれた男と呼び、自らの恋愛をメディアにおおっぴらにすることで政治を矮小(わいしょう)化していると非難の声を浴びせている。(c)AFP