【1月5日 AFP】(1月7日 写真追加)英国のウイリアム王子(Prince William、25)は、7日から始まる英国空軍(Royal Air ForceRAF)のパイロット養成のための4か月集中訓練に参加する。RAF幹部が明らかにした。

 ウイリアム王子は陸軍に所属していたが、7日に飛行訓練生十数人に合流し、指導教官と共に空を飛ぶことになる。ウイリアム王子は訓練期間中「ウイリアム・ウェールズ空軍中尉」(Flying Officer William Wales)と呼ばれるという。

 「ウェールズ中尉」の訓練を担当するRoger Bousfield空軍少佐によれば、まず練習機に慣れることから始め、すぐに「アクロバティックな」飛行訓練に入るという。

「宙返りの訓練も実施する。これは我々が行うもののなかで最も面白いものの1つだ」(Bousfield少佐)

 訓練はまずプロペラ機Grob 115Eを利用して行い、その後より高速なTucano T1、さらにヘリコプターSquirrelを用いて行われる。

 「かなり厳しい訓練になる。訓練は1週間に5日実施し、1日に2回飛行する。飛行訓練後に座学もある」とBousfield少佐。

 ウイリアム王子は、チャールズ皇太子に次ぐ王位継承権2位。おじのアンドルー王子(Prince Andrew)は、1982年の英国とアルゼンチンとのフォークランド紛争(Falklands War)で海軍のヘリコプター操縦士として活躍した。(c)AFP