【12月7日 AFP】任期切れを来年に控えるウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)露大統領の後継者に注目が集まるなか、ロシアで最も有名な占星術師が後継者を占った。

 Pavel Globa氏(54)は水晶玉ではなくソニー(Sony)製のパソコンを見つめ、プーチン大統領の後継者として、ドミトリー・メドベージェフ(Dmitry Medvedev)第1副首相とビクトル・ズブコフ(Viktor Zubkov)首相を挙げた。

 理由についてGloba氏は、2008年は12支で子年にあたり、子年は歴史的にカリスマ性のない人物が好まれると説明し、地味なメドベージェフ第1副首相やさらに地味なズブコフ首相にぴったりだと語る。

 Globa氏は「2人は目立つ存在ではなく、何を言っているのか誰も知らない。しかし、何かやってくれそうだ。子年だからね」と語る。

 プーチン大統領が誰を後継者に選ぶかは国際政治の大きな謎の1つになっている。後継者はプーチン大統領の側近から選ばれるとの見方が一般的で、Globa氏の予言に従ったわけではないだろうが、メドベージェフ第1副首相やズブコフ首相を挙げる専門家がほとんどだ。

 Globa氏の占いは、ややもするととりとめもない長話になってしまうが、それが同氏を信奉している6人の女性信者を魅了しているようだ。同氏は、自身の占いの的中率を85%だとしており、ソ連の崩壊やチェルノブイリ原発事故、2001年9月11日の米同時テロなどを予言してきたという。(c)AFP/Sebastian Smith