【11月27日 AFP】韓国関連企業が出資する企業共同体は27日、31億ドル(約3400億円)を投じて米映画テーマパーク「ユニバーサル・スタジオ(Universal Studios)」を、2012年にソウル郊外の京畿道(Gyeonggi Province)でオープンすると発表した。同テーマパークの韓国法人USKとほかの出資会社が同道などと同日、覚書を交わした。

 同テーマパークは、会議・宿泊施設や、ゴルフ場、温泉施設、ショッピングモールなどの娯楽施設も整備し、アジア観光の拠点を目指す。建設予定地はソウル(Seoul)の南方約40キロにある華城(Hwaseong)郊外で、オープンすれば5万8000人が雇用される予定だという。

 USKは5月に今回の計画を発表していたが、建設予定地については明らかにしていなかった。

 今回のプロジェクトでは、建設大手のポスコ建設(POSCO Engineering and Construction)、京畿道、韓国産業銀行(Korea Development Bank)などが投資する。

 ユニバーサル・スタジオは、これまでに米ロサンゼルス(Los Angeles)、オーランド(Orlando)、大阪にオープンしており、07年初頭には、アラブ首長国連邦のドバイ(Dubai)での新テーマパーク建設も発表されていた。(c)AFP