イタリアのパン業界牛耳るマフィアに、パン職人ら「パン」で反撃
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【11月26日 AFP】(一部更新)イタリア・ナポリ(Naples)のパン職人らが25日、犯罪組織カモラ(Camorra)のマフィアによる違法なパン販売に抗議して、地元の広場などで2万斤のパンを無料配布した。
観光客や地元住民が無料提供のパンを受け取る様子が、現地取材したテレビ局により放映された。
国内パン製造業界におけるマフィアの横行については、国内テレビ局が報じたばかり。同国の貿易グループConfesercentiによると、ナポリとその周辺ではおよそ2500軒の違法なパン販売店がマフィアによって運営されている。
地元当局は、当局認定のパン販売店からパンを購入するよう市民に呼び掛けている。また、違法なパン販売店のリストを近く公開する予定だという。
5000人以上のメンバーから成る「カモラ」は、ナポリのほか国内でもっとも貧しい地域カンパーニア(Campania)の経済を掌握している。組織内に複数の派閥があり、日ごろから抗争が絶えない。検察当局によると、2003年以降、派閥間の抗争により組織内で20人が死亡しているという。(c)AFP
観光客や地元住民が無料提供のパンを受け取る様子が、現地取材したテレビ局により放映された。
国内パン製造業界におけるマフィアの横行については、国内テレビ局が報じたばかり。同国の貿易グループConfesercentiによると、ナポリとその周辺ではおよそ2500軒の違法なパン販売店がマフィアによって運営されている。
地元当局は、当局認定のパン販売店からパンを購入するよう市民に呼び掛けている。また、違法なパン販売店のリストを近く公開する予定だという。
5000人以上のメンバーから成る「カモラ」は、ナポリのほか国内でもっとも貧しい地域カンパーニア(Campania)の経済を掌握している。組織内に複数の派閥があり、日ごろから抗争が絶えない。検察当局によると、2003年以降、派閥間の抗争により組織内で20人が死亡しているという。(c)AFP