【11月10日 AFP】世界経済フォーラム(World Economic Forum)が8日に発表した男女平等の度合いを示す「ジェンダー・ギャップ」ランキングで、日本が順位を落としていることが明らかとなった。長時間労働と性差に対する固定観念が依然強いことが原因とみられる。

 世界第2位の経済大国の女性にとって、仕事と家庭の両立が労働時間の長さから難しくなっている。

 日本は今年、128か国中91位と昨年の80位から順位を下げた。これは世界の主要産業大国8か国(Group of EightG8)の中で最下位の結果だ。

 ランキングのトップに立ったのはスウェーデン。ほかの北欧諸国も上位を占めた。最下位はパキスタン、チャド、そしてイエメンだった。

 アジア諸国ではフィリピンが最高位で、6位となった。

 女性国会議員の割合が9%にとどまる日本は、政治参加の項目でも94位にとどまった。(c)AFP