【11月7日 AFP】フィンランドの病院で、新たに導入されたパジャマをめぐって騒動が起きている。パジャマの見た目も着心地も悪いとして、数百人の従業者が使用停止を求める嘆願書に署名したという。同国のメディアが6日、伝えた。

 フィンランドの自治領オーランド(Aland)諸島に位置する同病院の手術室看護師は、青、ピンク、緑、黄色、グレー色に彩られたけばけばしいパジャマは「かなりみっともなくて、誰もが嫌がっている」と語っているという。

 一方、病院のBjoern-Olof Ehrnstroem理事長は、パジャマの導入を擁護している。

 同理事長は地元日刊紙Aalandstidningenに対し、「試しに自分でも着用してみたが、この2晩、とてもよく眠れているよ。あとは好みの問題だね」と語った。

 趣味を疑うパジャマに対し、大きな不満の声が上がっているにもかかわらず、病院側は方針を覆さない意向だ。

「ほかの病院では10年間も使われているんだ。使用をやめる必要はないだろう? オーランド諸島の人間は少し変わっているが、そこまで偏屈じゃない」と同理事長は語る。(c)AFP