【10月20日 AFP】アフガニスタン唯一のゴルフ場「カブール・ゴルフコース(Kabul Golf Course)」で19日、チャリティー・イベントのゴルフ大会「Kabul Desert Classic」が開催され、33人の男女が参加した。

 このイベントは今年で3回目。2001年に旧タリバン政権(Taliban)が崩壊するまで、ゴルフなどのスポーツは禁止されていたという。

 同国でプロの講師として活躍するMohammad Afzal Abdulさんは、タリバンが放棄したあと地雷だらけだったこの土地を数か月かけて整備した。フェアウェイとラフの違いはわかりにくいものの、「グリーン」のかわりに油を染みこませた砂でできた「ブラウン」を設置。赤い旗を据え付けた。

 Abdulさんは、いつか自分の生徒が、外国人の持ち込む雑誌やDVDで見るタイガー・ウッズ(Tiger Woods)選手に勝利する日が来ることを願っている。Abdulさんは「(ウッズ選手に)一度でいいからアフガニスタンに来るか、われわれを招待してほしい」と語った。

 しかし、生徒のQadir Sarwariさん(12)は今のところ、「まずは緑のコースでプレーする」ことが夢だそうだ。(c)AFP