【10月18日 AFP】「裸で埋葬してほしい」「ひつぎには携帯電話を入れて」「ペットの灰と一緒に火葬してほしい」「入れ歯を忘れずに」。そしてもちろん、「本当に死んでいるのか確認をよろしく」――。英国の高齢者支援団体Age Concernが、生前に葬儀の準備をする高齢者からリクエストを募ったところ、こんな「お願い」が多数寄せられた。

 無類の動物好きとして知られる英国民は、死後も愛するペットと離れることは耐え難いようだ。同団体の会員10万人以上を対象にしたアンケートで寄せられたリクエストの1位は「ペットの灰との埋葬」だったという。

 一方で、死亡していないのに埋葬されることを恐れる人が多いことも分かった。死亡診断書を取ってほしい、息で鏡が曇らないか確認してほしい、さらには携帯電話をひつぎに入れてほしいと希望する会員も少なくないという。

 ほかには「生まれたままの姿」での埋葬や、入れ歯を入れての埋葬など、外見にかかわる要求も多かった。

 死後のリクエストのトップ8は以下の通り。

1:ペットの灰とともに火葬してほしい。

2:ひつぎに携帯電話を入れてほしい。

3:本当に死んでいるのか再度確認を。

4:顔のそばに鏡を差し出し、鏡が息で曇らないか確認を。

5:裸で火葬してほしい。

6:自宅の庭に埋葬してほしい。

7:埋葬の際には入れ歯を忘れずに。

8:貯金全額とともに埋葬を。(c)AFP