【10月4日 AFP】税関職員が香港からマニラ(Manila)市郊外に送られた小包を開けると、中から生きた猛毒のサソリやクモが出てきた。フィリピンの郵便当局は3日、この荷物の調査に乗り出した。

 地元紙によると、この小包はHerman Sayoさんに宛てて送られたもの。送り主であるSayoさんの妻は、故意にこの荷物を送ったとみられる。

「発送伝票には中身が衣類だと書かれていた。箱を開けた検査官はもう少しでサソリに刺されるところだった」とNelson Ebio税関長は話している。郵便当局によると、送り主は箱の中身を衣類と偽って申告しており、フィリピンの法律に抵触する可能性があるという。刑事罰が科されるかどうかは不明。

 受取人のSayo氏側が小包を要求したところ、税関当局から中身を調べる必要があるとの返答が返ってきたという。

 サソリとクモは一度隔離された後、マニラの公園野生生物当局に引き渡された。(c)AFP