ソチ冬季五輪に向け、ロシア国土をかたどった豪華な人工島建設へ
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【9月22日 AFP】ロシアの開発業者は22日、2014年の冬期オリンピック開催地となる黒海沿岸の保養地ソチ(Sochi)近郊沖合に、ロシアの国土をかたどった350ヘクタールの人工島を建設する計画の概要を発表した。
この人工島「Federation Island」には約2万5000人が入居できる集合住宅や別荘が建設される予定で、2014年のオリンピック開催に間に合うよう工事が進められると人工島設計者のオランダ人現代建築家、エリック・ファン・エゲラート(Erick van Egeraat)氏は説明する。
そのほかマリーナが2か所、宗教施設が3か所、道路、緑地公園、そしてロシアの主要河川のいくつかをまねた人工川が建設される。 投資額は62億ドル(約7160億円)前後になる見込みで、オリンピック施設が数多く建設予定の海岸地帯から近い海域に造られることになる。
着工は2008年の予定で、工事を受注したサンクトペテルブルク(Sankt Petersburg)に本社を置く開発業者M-Industryでは、すべての事業資金は用意できたと述べた。
ロシア政府は、数十億ドルを投じ、ソチ周辺地域の老朽化した旧ソビエト政権時代の社会基盤(インフラ)の整備事業に乗り出しており、新しい道路や通信設備の建設などが進められている。
オリンピック開催が今年決まってからというもの、ソチの物価は最大で40%上昇し、同時に、国際的な開発業者やホテル業者の注目を集めている。(c)AFP