【9月21日 AFP】イスラエルで21日、軍のレーダーがシリア側から領空に接近する機影を捉え戦闘機を緊急発進させたところ、この機影は渡り鳥であることが判明した。軍の放送局が報じた。

 これについて軍関係者は、レーダーの誤認知はよくあることで、万一に備えて些細な事態でも戦闘機を緊急発進させることはしばしばあると強調した。

 イスラエルとシリアは事実上の交戦状態にあり、ゴラン高原(Golan Heights)返還をめぐる和平交渉も2000年1月を最後に中断している。イスラエルは1967年の第3次中東戦争でゴラン高原を占領し、1981年に併合している。(c)AFP