【9月8日 AFP】「エリートコースを歩んで企業リーダーになりやすいのは、第1子として生まれた人物」 - 米国で5日、こんな調査結果が発表された。米国を拠点に活動する企業の最高経営責任者(CEO)1583人を対象にした調査で、43%のCEOが第1子だった。

 第1子に続いて多かったのは第2子だが33%で、第1子グループよりも10%少なく、かなり水を開けられている。また末っ子は23%だった。一人っ子は非常に少なくわずか3%で、2人から4人の兄弟姉妹のいる家庭で育ったCEOが74%と大半を占めた。

 調査を行ったのは、CEO同士の互助啓発活動を目的とする会員制組織、ヴィステージ・インターナショナル(Vistage International)。この組織の運営会社のラファエル・パスター(Rafael Pastor)会長兼CEOは、「毎晩、世界中のディナーの席で、より頭が切れるのは誰か、より魅力的なのは誰か、より成功しそうなのは誰かといった話で盛り上がる。われわれの組織に加入するCEOたちも同じです」と調査を実施した背景を語る。

「生まれた順番には家族の中における責任が一定、反映される。また幼い頃からリーダーシップを発揮するよう期待もされるでしょう。この調査結果にはしばらく反響が続くと思いますよ」。(c)AFP