【9月5日 AFP】歴代最年少で香港の大学に入学した9歳の天才少年が4日、新学期初日の授業に出席し、「簡単すぎる」と退屈そうなそぶりを見せた。

 この数学の天才少年は、インドネシア人と中国人を両親にもつMarch Boedihardjo君。通常は18歳が受ける英国の学力判定試験で優秀な成績を収め、香港バプティスト大学(Hong Kong Baptist UniversityHKBU)に入学した。

 March君は、学校が始まったのはうれしいとしながらも、授業の内容は「1年か2年前にもう勉強したもの」で刺激が足りないと話す。

 写真のフラッシュを浴び、報道陣に質問攻めにされたMarch君はしびれを切らした様子で「早く帰りたい」と父親に対し少し駄々をこねる様子もみられた。クラスメートについて聞かれると、「ただ授業を聞いているだけで反応がないし、お互いに交流しないみたい。前の学校の友達とは遊んだりもした」とあまりいい印象は受けなかったようだ。

 同大学はMarch君のために、修士号取得に向けての5年間コースを特別編成して歓迎している。(c)AFP