【9月1日 AFP】アイオワ(Iowa)州地裁は30日、同性婚を禁じる同州の法律を「差別的である」として覆す判決を下した。

 判決を下したRobert Hanson判事は、同性婚の禁止は「法的手続きや平等な権利」を侵害し、「違憲であり無効」とした。さらに「同性のカップルを結婚させないことによって、異性の夫婦による責任ある家族計画が促進されるという証拠は認められない」と述べた。

 この判決について検察は上告する可能性が高く、その場合は州の最高裁で再度審理される。また、アイオワ州は2008年の大統領予備選挙で最初に投票が行われる州のため、長年にわたって物議を醸している同性婚への見解が、候補者選びの要素として再燃する可能性がある。

 原告の同性カップル6組は、結婚が許されないことにより州の憲法が保証する権利が侵害されたとして、2005年に訴えを起こしていた。(c)AFP