【8月4日 AFP】フランスのニコラ・サルコジ(Nicolas Sarkozy)大統領は、米ニューイングランド(New England)地方のウィニペソーキー(Winnipesaukee)湖畔で、家族と共に夏季休暇を過ごしている。

 フランスでは大統領が8月に長期休暇を取るのが慣例となっている。しかしサルコジ大統領は、今までの大統領のように、太陽がさんさんと降り注ぐ地中海に面したフォール・ブレガンソン(Bregancon Fort)の大統領別邸ではなく、ニューイングランドの緑豊かな場所を休暇地として選んだ。

 大統領一家が休暇を過ごす邸宅は木々が生い茂り、建物は半分しか見えない。この邸宅は、かつてマイクロソフト(Microsoft)の重役が所有していたとのうわさもある。

 休暇初日の3日、サルコジ大統領は湖での一泳ぎ楽しんだようだ。サングラスをかけ、泳いだり、ジェットスキーをしながら、人々に笑いかける大統領の姿が撮影されている。

 サルコジ大統領に湖畔の大邸宅を貸しているニューハンプシャー(New Hampshire)州ウルフボロ(Wolfeboro)の不動産会社社員は、「昨日(2日)、夕方にサルコジ大統領が到着したのを確認している」と述べた。

 パリの大統領府によると、サルコジ大統領はセシリア(Cecilia Sarkozy)夫人、子どもたちとともに、友人に招待されてこの地で休暇を過ごしているという。具体的な滞在期間や滞在場所などは、公式には明らかにされていない。

 ここで休暇を過ごしている人々の多くは、サルコジ大統領が同じ場所に滞在していることに気付いてないようだ。(c)AFP