【8月1日 AFP】アジア開発銀行(Asian Development BankADB)が31日に発表した「アジア23か国・地域を対象とした生活水準調査」によると、香港、台湾、シンガポールは生活水準が高く、経済成長著しいインドや中国では、依然、生活水準が低いことが分かった。

 この調査は、アジア23か国・地域で、財貨購入と教育や健康保険など政府支給のサービスも含めた「実質家計最終消費支出」を調べたもの。

 香港が最も高く1人当たり年間平均1万6019ドル(190万円)で、次いで台湾、シンガポール、ブルネイ、マカオという順になった。一方、下位はネパール、バングラデシュ、ラオス、カンボジア、ベトナム。

 中国とインドは、調査対象国・地域のすべての国内総生産(GDP)の合計の64%を占める経済力を誇っているにもかかわらず、中国は1470ドル(17万4000円)、インドは1202ドル(14万2000円)と低水準だった。(c)AFP