英女王の最年長の孫、カナダ人経営コンサルタントと婚約
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【7月29日 AFP】エリザベス女王(Elizabeth II)の最年長の孫、ピーター・フィリップス(Peter Phillips)さん(29)が交際中のカナダ人女性のオータム・ケリー(Autumn Kelly)さんと婚約することが明らかになった。王室報道官が28日、発表した。
ピーターさんはアン王女(Princess Anne)とその前夫マーク・フィリップス(Mark Phillips)陸軍大尉の一人息子。エリザベス女王とフィリップ殿下(Prince Philip)の初孫であり、王位継承権順位は10番目にあたる。 ピーターさんは経営コンサルタントであるオータムさんと2003年にモントリオール(Montreal)で行われたF1カナダGP(Canadian Grand Prix)で出会った。
同報道官は「アン王女もフィリップス陸軍大尉も、息子ピーターさんとオータムさんの婚約を発表できることを嬉しく思っている」と伝えている。今のところ挙式の詳細は明らかになっていない。
ピーターさんの妹、ザラ(Zara Phillips)さんは卓越した乗馬の騎手で、現在、総合馬術競技会の欧州、世界の両大会で王座の地位に就いている。ピーターさん自身も、スコットランドの学校のラグビーチームで頂点を極めた経験がある。
エクセター大学(University of Exeter)でスポーツ科学を専攻した後、英国高級車メーカーのジャガー(Jaguar)に就職、F1レースチームのウィリアムズ(Williams)にも籍を置いた。現在はエディンバラ(Edinburgh)にあるロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(Royal Bank of Scotland)に勤める。
ピーターさんは妹のザラさんと同じく、王家の称号はなく公的行事の参加義務もないので、基本的には公に姿を見せることは少ないが、重要な国家的イベントには出席することが多い。(c)AFP