【7月24日 AFP】スコットランド伝統のキルトをまとった男が、ラトビアの首都リガ(Riga)で独立のシンボル「自由の記念碑(Freedom Monument)」によじ登って通行人にキルトをまくって見せ、警察に逮捕された。バルト海沿岸の通信社Baltic News Serviceが23日に伝えた。

 逮捕されたのは23歳のスコットランド人。キルトはスカート型をしたタータンチェックの民族衣装で、警察によると、男は伝統に従い、キルトの下に下着は着けておらず、キルトをまくって振って見せたという。男は50ラット(約1万2000円)の罰金または15日の禁固刑を言い渡されることになる。

 リガは安い航空料金につられて英国からやってくる若者が多く、「バルト海のバンコク」とも呼ばれるが、酔って騒ぐ若者の集団は住民のひんしゅくを買っている。

 特に地元住民を怒らせているのは、国民が誇りにしている自由の記念碑に対する侮辱行為で、これまでにこの記念碑に小便をかけたとして英国人数人が逮捕されている。(c)AFP