【6月21日 AFP】韓国で20日、47歳の窃盗犯が警察の捜査から逃れるため死亡を偽装していたとして逮捕された。

 東亜日報(Dong-A Ilbo)によると、犯人は苗字のみ判明、公的記録によると3年前に死亡していることになっており、捜査が難航していた。韓国南部の大田(Daejeon)にある倉庫から700万ウォン(約90万円)相当の電線200キログラムを盗んでいた疑いで、警察は前年から同犯人を捜索していた。

 しかし書類上は死亡となっていたため、今回の窃盗に関する疑いと目撃情報に数か月間食い違いをもたらしていた。

 警察は19日、同犯人を逮捕、肝臓病により2005年に死亡したとする公的記録は犯人の妻が偽装工作していたことが明らかになった。

 警察は「犯人は公的文書の捏造から全てを組織化して恒常的に犯罪を犯していた疑いがある」としている。(c)AFP