【6月14日 AFP】インド独立の父、故マハトマ・ガンジー(Mahatma Gandhi)の孫の一人で、米国プリンストン大学(Princeton University)の元教授、ラムチャンドラ・ガンジー(Ramchandra Gandhi)氏(70)が13日、死亡しているのが発見された。親族および警察が発表した。

 同氏は、ニューデリー(New Deli)のインド国際センター(India International Centre)に間借りした部屋で、床に倒れた姿で清掃スタッフに発見された。警察では自然死とみている。

 また、同氏のおいで、マハトマ・ガンジーのひ孫にあたるTushar Gandhi氏もAFPの取材に対し、「彼は、生死に関わる疾患は抱えていなかった。自然死だろう」と述べた。

 亡くなったガンジー氏は、前週末からニューデリー周辺が熱波が襲われる中、停電が頻発し自宅のエアコンが使用できなかったため、今週初めから同センターに部屋を借りていた。ニューデリーの気温は9日には、通常よりも5度高い44.9度に達していた。

 ラムチャンドラ・ガンジー氏は、1947年に英国からのインド独立で主要な役割を果たしたマハトマ・ガンジーの4男であるDevadas Gandhiの息子だった。(c)AFP