【6月13日 AFPBB News】伊勢丹(ISETAN)新宿本店地下1階食品フロアが6月13日、リフレッシュオープンした。19年ぶりとなる今回の改装は、従来の「デパ地下」から脱却しこれまでになかった新しい食品フロアを目指す。

 ここ数年、特に変化している顧客のライフスタイルに着目した今回のフロア展開。リモデルのポイントを3つに絞った。

■19年ぶりの改装 キーワードは3つのポイント

 まず1つ目のポイントは、フロアを4つのスタイルに編集したこと。「作る」「食べる」「楽しむ」と3つの切り口で分類した食への関心を「和」「洋」「マーケット」「イベント」の4つのスタイルに分けて売り場を構成している。

 2つ目のポイントは、床、什器、照明などをはじめフロア全体に統一感を持たせた。食品フロア販売員の制服も刷新。さらにバリアフリーの実現としてフロアから段差をなくした。

 最後のポイントは、専門家による販売サービスの強化。野菜ソムリエや米・食味鑑定士、ソムリエ、ワインアドバイザーやチーズプロフェッショナル、利き酒師に日本茶販売アドバイザーなど、専門知識のある担当者が顧客の要望に常時応じる。さらにフードアテンダントによる相談窓口も設置。店内の案内にはじまり商品の問い合わせ、オーダーメイト、パーティー、商品コーディネート、商品の取り寄せなどを食品での経験豊富なスタッフが対応してくれる。

 “ファッションの伊勢丹”に相応しい、世界最高レベルの食品フロアを目指した新たな挑戦といえそうだ。(c)AFPBB News