【6月9日 AFP】「1年で最も変わった、野蛮で非常識な催し」と自負する「World Naked Bike Ride」が9日から、欧州を中心に世界各都市で開かれる。

 これは、参加者が「裸で自転車に乗り、町に繰り出そう」という催しで、2004年から毎年開催されている。

 この催しの服装規定は、「好きなように服を脱ぐこと」となっており、「どこまで脱ぐかはあなた次第。『どこまで脱いでいるか』や『ボディーペイントの種類』などで、参加が拒否されたり、差別されることはない」となっている。


 主催者は、「自転車の立場の弱さを表現するとともに、石油依存の風潮に異議を唱えることを目的にしている」という。

 イベントのホームページでは「われわれの尊厳を守り、自転車および歩行者が直面している特有の危険を明らかにするための最良の手段として、裸で自動車に向かうのだ」と主張している。


 開催予定地は、欧州では最多となるマドリード、バルセロナなどのスペインの12都市を始め、ロンドン、パリ、プラハなど欧州の主要都市、モントリオール、ケープタウン、メキシコ市、ワシントンD.C.などとなっている。(c)AFP